古い家屋で身を潜め、逃げた先に蛇の死骸がある夢
夢の主:まゆみさん
女性/35歳
むかし風の古い家屋の土間にいます。
なぜか私はその土間の中で身を潜めているのですが、逃げなければと思いおもてへ出ます。
外は夕闇が迫る薄暗い森です。どこかの山の中みたいでした。足元には濡れた落ち葉が散っています。
ふと脇に視線をうつすと、山道を下りる階段があります。そこにも落ち葉が積もっています。私はその落ち葉を踏みしめながら、転ばないように慎重に階段を下りていきます。
すると後ろから「おおー」と低い男性の唸り声みたいな音がして、びっくりして早く階段を下りなければと思い、もう一度足元を確かめます。
そうして今まで落ち葉だと思っていたものが、ぐるぐると、とぐろを巻いているのに気づきました。
無数の蛇の死骸が足元に転がっていました。
蛇の死骸が印象に残る気持ちの悪い夢という感想
気持ちの悪い夢でした。
目覚めた後、しばらく動けませんでした。
とにかく足元にいたのが蛇で、しかも死骸で恐ろしかったです。自分は郊外に住んでいるので、実際に生きた蛇を見たことは1回くらいしかありません。
ですから、なぜあれほどリアルに蛇の夢を見たのか不思議です。
不気味で暗いイメージの夢を考察
とても不気味でこの場から今すぐ立ち去りたくなるようなイメージの夢です。また逃げた先には大量の蛇の死骸があり、非常に後味の悪い印象を受けます。
夢は潜在意識が見せる映像のようなもので、そのままあなたの深層心理があらわれることがあります。今回の夢のケースでもその要素が多くみられるので、ひとつひとつ読み解いていきましょう。
■今回の夢で印象的なキーワード
- 古い家屋
- 何者から逃げなければという意識
- 薄暗い
- 慎重に階段を降りる
- 男の唸り声
- 蛇の死骸
全体的に暗く、不気味なイメージがあらわれています。
今現状で抱えている問題に対してこのように潜在意識は映っていて、それを映像として夢があなたにあるメッセージを伝えているということがわかってきます。
夢占いとして見る「暗い・不気味」なイメージ
まず、このような夢を見たからと言って、あなたが実際に恐怖を感じるような出来事があるということではありません。
不気味で暗いイメージの夢に共通する要素として、ストレス・不安・弱気という潜在的にネガティブな感情を抱いているということが言えます。
そして、夢はそのままの現状をイメージとして伝えることで、あなた自身に「このようにすると良くなりますよ」というメッセージを伝えようとしています。
ようするに今後明るい未来に持っていくために現実を認識してもらうための夢であって、未来を暗示するようなものではありません。ただ、夢の役割はそこまでで、実際にそこに対して目を向け行動するのはあなた自身です。
夢占いとして見る「蛇」の夢
蛇の夢は不吉なものの象徴として占われることが多いですが、その後の行動によって良い未来があるという暗示でもあります。
また、今回の夢では「死骸の蛇」ということで、精神的なエネルギーの低下を意味しています。
https://uranai-dream.com/snake/
夢占いとして見る「追いかけられる夢」
夢で追いかけられる夢は、よく見られる夢としても有名です。
潜在意識として考えてみると「何かに追われる」ことによるストレスがイメージとなってあらわれることが多く、逃げようとしても思うように足が動かなかったり、体が動かないといった夢はまさにそのような意味合いが強くあらわれています。
今回の夢のケースでは、不気味な何かから、漠然と逃げなければならない、という意識が強く、実態のないものから逃げる意識に注目する必要があります。
総合的に夢を考察
総合的に夢を読み解くと
ストレスや不安な状況にあり、そこから抜け出したいという潜在的な気持ちのあらわれがこのようなイメージとなっているということがわかります。
また、そのことによる「精神的な疲労感」が強く、まずはストレスの原因となるものを取り除く必要があります。
まずは現状を見つめなおすことが重要で工程としてはこのような流れで行うと有効です。
- ストレスがあることを認める
- ストレスの原因を考える
- ストレスの原因を解消する
もちろん、言葉で言うのは簡単ですが、この状態が続くことはあなた自身にとって良いとは言えない状況です。まずは「罪悪感」についてですが、例えば逃げるという行為に対して、それは悪いことだと思い込むことで行動がブロックされてしまいます。
何よりも今優先すべきことは、ストレスの解消です。そして解消するためには、原因と向き合う必要があり、時には逃げるという手も全然有りな方法です。もちろん真っ向からぶつかるということもできますが、おそらく精神的に相当弱っている可能性もあるので無理は禁物です。
世の中には絶対こうでなけらばならないというものがあったとして、それは大抵思い込みや固定概念が作り出している妄想である場合がほとんどです。
色々な選択肢があるということを知るだけで、いっきに世界が広がります。
あなたが取るべき行動とは?
おそらく、現状において「このままではまずい」という感覚はすでにあるように感じます。
ただ、そこから逃げ出すことに対して、強烈なブロックが働いてしまい身動きの取れない状態なのではないでしょうか?
自己中心的な発想ということではなく、最も大切なものは「自分自身」です。これは身勝手でもなんでもなく、自分を大切にできる人ほど周囲からも信頼され、円滑にすることができます。
周囲に対する思いやりの気持ちはとても大切なことですが、本当に相手を思いやることができる気持ちは「自分自身を大切にできるかどうか」によって意味合いが変わってきます。
自己肯定のない思いやりは「自己犠牲」であり、最終的に身を削ることに繋がります。その順番を間違えてしまうと、自分は満たされず、ストレスが溜まり続けるという悪循環に陥ってしまうので、まずはこのような考え方を持つことからはじめてみてください。
まずは「自分自身のことを優先してストレスを軽減させる」
これは悪いことでもなんでもなく、あなたの身を守るために必要な法則のようなものです。