当たり前のように見ている『夢』ですが、当たり前のように見ているからこそ、「夢は見るものだ」と簡単に受け入れているのかもしれません。
寝ているあいだに見るイメージとして、どのような不思議な内容であっても脳は当たり前のように受け入れ、あなた自身もその夢の中では何があっても自然に見ているのではないでしょうか?
夢には、記憶や心の整理や、生理的な現象など色々な説がありますが、科学的には十分にわかっていないのが現状です。
夢を物理的に記憶する装置がなく、さらに起きたらすぐに忘れてしまう傾向が強いため、あとで見ることも思い出すことも、保存しておくこともできないので、科学的な検証がすべて状況による証拠でしかないのが科学的に検証し辛いという理由です。
「無意識」「潜在意識」といった話しはよく聞くかと思いますが、これらもただの仮説でしかなく、真相は誰にも分っていないというものが夢です。
はっきりとわかっているたったひとつの夢の正体
はっきりとわかっている夢の正体がひとつだけあります。
それは、夢を見ること自体が、あなたの心と体を癒すためのヒントとなっているということです。
病気や体調不良のサインとして、意識では感じ取れない不調を潜在意識があなたに直接夢という形で見せてくれている、非常に重要な現象だということです。さらに、バイオリズムや運気なども同時に知ることができ、これから何かが起きるかもしれないという動物的な直感で、前兆現象を知らせる手段として考えることができます。
有名な心理学者のフロイトが、潜在意識は全ての生きものの間で繋がっている、という研究結果を発表していますが、地球が全て海で繋がっているように、私たち人類や生物が潜在意識という形で繋がっていて、目に見えない魂レベルの接触があるのかもしれません。
人生の3分の1は眠りという事実
人の人生の3分の1は眠っているという確かな事実があります。
その「眠り」の一角をになっている「夢の世界」は、あなたの心の中にある大切な空間のひとつです。夢は紛れもなくあなた自身が見ているもので、あなたの中にあるイメージから作り出されたものであり、その空間は人生の大半を占めているのです。
どうしても夢よりも現実の方が重要視されがちですが、あなたの人生の大半を占める夢の世界は、思っている以上に重要で「夢はただのなんとなく見ているイメージ」と考えるよりも「夢はあなたが無意識のうちに感じている意味のあるメッセージ」と受け止めることで、人生の3分の1を占める夢の世界を有効活用することができると考えた方が現実的です。
そして事実、夢は現実とリンクするということが、当サイトの夢占いによってより鮮明になって行くことでしょう。
夢のサインを見逃さないことが大切
夢は過去ではなく、今と未来を暗示します。
病気や生理現象、精神や肉体などに対する『違和感』を表現するイメージを持っています。
異説もありますが、人間の脳は10%も使われていないといいます。宇宙の果てがわからないように、人間の脳についてもまだまだわかっていないことがあります。そして夢はその脳があなたに見せているイメージであって、それにまったく意味が無いと思うことはただの思考停止でしょう。
生命の本能として、自分の身を守るという絶対的な意識があり、さらに危険予測という能力も備わっています。
痛みを感じるのも、高いところを怖いと感じることも、危ない場所には近寄らないようにしようという意識も全ては危険に対する予測であり、自分の身を守るという絶対的な感覚です。
表面的な意識で危険を予測しているような錯覚があるかもしれませんが、生まれたての赤ん坊にも本能として「落下」「多いな音」に対する危険察知能力が備わっています。それは意識ではなく無意識であって、生命が持つ本能であり潜在意識がそうさせているという考えが方ができます。
夢は、あなたの経験や体験、知識をイメージとして投影し、今現在や未来に対する生命としての予測を担うアンテナのようなものとして考えられ、そして常にあなたにサインを出し続けています。
たいせつなことは、
そのサインに気が付くかどうかということなんです。
夢占いを読み取るコツ シンボルに固有の意味はない
夢占いでは、固有名詞に対して何か意味を見出すというニュアンスで占う傾向にありますが、本格的に夢を解釈するのでしたら、ひとつの夢のシンボルが持つメッセージは人の数だけ無数にあるんです。
例えば「木」とひとことで言ったとしても、「木」に対するイメージは人それぞれであって、固定して考えることができません。むしろ重要な要素は、「どのような木だったか?」ということを見て占っていきます。
例えば「大きな木」といっても、人によっても大きな木と感じ方はそれぞれで、背丈ほどの木でも大きいと感じれば、その人にとってはその木が大きな木となり、空まで伸びているような木を大きな木として考えるのであれば、その人にとってはそれが大きな木のイメージとなります。
夢占いでは、木という固有名詞に対して、どのように感じた?が本当に重要なメッセージであり、あなたに対するサインです。
当サイトでは、その「感じ方」という点に重点を置いて占っていきます。
印象に残ったイメージと対話するように占います
夢のイメージはとても抽象的で、通常ではありえないようなことが当たり前のように起こります。
夢を解くうえでもっとも重要なこととして、何を比喩しているのかを引き出すための作業として、夢にあらわれたもっとも気になるイメージと対話することがとても重要です。
ようするに、夢に〇〇が出て来た。だから〇〇の夢はどうなんだろう、ではなく、夢の中にあるどのようなイメージが最も印象深かったのかという点を考えると、夢占いの精度は高まります。
例えば、プールで泳ぐ夢だったとしても、「プールの夢」を占うのではなく、もっとも印象に残ったイメージを探し出します。「スムーズに泳いでいた」「きれいな水だった」「狭いプールだった」「ひとがたくさんいた」というように、最も強く感じたイメージを繋ぎ合わせて夢からのメッセージを紐解いていきます。
夢のストーリーと目的を覚えておく
夢はどうしてもすぐに忘れてしまいがちですが、夢と対話するコツとして、夢のストーリー性をしっかりと把握するということが大切です。
まず、目覚めた時の夢のイメージをしっかりと覚えておきます。コツとして、夢のストーリーにある最後の場面を覚えておきます。そして、最後の場面からその先にある風景や行動を連想します。
例えば、宝くじを買いに行く夢で、買いに行く途中で目覚めたとしたら
その先にある風景=「宝くじを買う」
という意味ですね。
どうしても夢の内容は忘れてしまいがちなので、覚えているうちにメモを取るなどすると良いでしょう。
まとめ
当サイトの夢占いでは
- シンボルに固有の意味を持たせず
- もっとも印象に残るイメージを考え
- ストーリー性を考慮
して夢を解いていきます。